やっぱり「オリンピックより競馬!」

 土曜日には地元テレビ局の社長さんに、駅近くの寿司屋で、ご馳走になる。甘海老が美味。
 「テレビ業界に、オリンピックは影響があるの?」と聞くと「NHKの一人勝ち。民放のキー局はある程度、商売になるけど……」とそれほどでもない様子。
 夜中はホテルで、バドミントン、競泳のリレーに興奮して、ほとんど“完全徹夜”。
 5日は新潟競馬場。新発田の親しい新聞販売店の主人に再会。販売店を閉めた理由を聞く。彼、長く発行していた「ミニコミ紙」も廃刊した。
 新聞の構造不況。それに新聞社が「売れる新聞を作らないから」
 申し訳ない。我々「編集」の責任だろう。新聞は「お上」の言い分ばかり書いていて、読者の目線に立とうとしない。
 「インテリが作り、ヤクザが売る……そんな雰囲気が今でも残っているし……辞めて良かったことは、人手、資金、それに、お天気の心配がなくなったこと。冬の雪の日は何事もなく、店員が配達を終えるか、心配で心配で……その心配がなくなった」
 寂しそうだが、サバサバした様子だった。
 午後から、本格的に馬券購入。
 4日の第5レースで、1レースとしては日本の公営ギャンブル史上最高額となる2983万2950円の超ビッグな配当が飛び出した。
 3連単は1~3着を着順通りに当てるもの。
 しかも2着が同着だったので、もう1通りも1491万円超の特大配当。まだ、衝撃の余韻が残っている。
 で、たまちゃん、絶好調。“調布の親友”もメインレースで、3連単をゲット。
 僕もほどほどの成績。WIN5(5レースの一着を当てる馬券)は、最後までドキドキさせられた。
 競馬って、面白い。めちゃ、面白い。スポーツ+芸術+ギャンブル=自己責任の究極の遊び。
 昭和の名相・佐藤栄作は田中角栄に「競馬を止めないと総理大臣にしない!」と言われたそうだが、佐藤さんも競馬を知っていたら、そんなバカなことは言わなかっただろう。
 誤った朱子学?
 僕は……オリンピックがなくなっても生きられるが、競馬がなくなったら……。
 帰りの新幹線で熟睡。競馬がオリンピックの種目になって、武豊の馬券を買った夢を見た。

<何だか分からない今日の名文句>
 「金」「銀」「銅」を当てる3連単は超夢馬券