「健康川柳」の選者、近藤勝重が「膿胸」で死去。「感染性の胸水」は恐ろしい
12日朝、毎日新聞大阪本社版の「近藤流健康川柳」選者、毎日新聞客員編集委員、近藤勝重さんが10日「膿胸」で亡くなった!と知らせ。
ビックリした。
近藤さんは早稲田の新聞学科の一年下。地元・愛媛県の南海放送で記者を務めた後に、1969年に毎日新聞へ入社した。
大阪本社社会部で、グリコ・森永事件や豊田商事事件など大事件を取材した敏腕記者。関西の芸能に対する造詣が深い。
僕が脳卒中で倒れた後、大阪から東京にやって来て貰い「サンデー毎日編集長」をやって貰った。感謝している。部数も増えた。
「健康川柳」は2007年春から連日掲載。キャッチフレーズは「1日1句医者いらず」。ファンが多かった。
そんな「健康を大事にする記者さん」が何故、79才で?
死因は「膿胸」。肺の周囲に水が貯まり、肺が十分広がらなくなる病態を「胸水貯留」と言うらしいが、感染性の胸水が貯留した状態が「膿胸」。
「脚が痛い」と言っていたようだが……“感染性胸水”は「命取り」になるらしい。
「細菌」は恐ろしい。
12日午後、親しい友人から「妻が亡くなった」とメール。慌てて、電話した。
有明の「がんセンター」に入院していたそうだが、全く知らなかった。
何度か、お会いしたが、優しい女性だった。多分、看護師さんだったように思う。何度か「無理したら行けないよ!」と言われたことを思い出す。
出来れば、見舞いに行きたかった。
(友人は競馬界で有名な人。テンポイントが骨折した時、獣医として懸命に治療した。「組織のトップ」も務めたので、奥さんが亡くなれば、新聞記事になっておかしいけど……)
それにしても、次々に、知り合いが逝く。
どれも、これも、早死にじゃないか?
寂しい。
<何だか分からない今日の名文句>
二 三百生きようとこそ思いしに
八十五にて不時の若死
(英一珪)