近くの◯◯神社から男衆が「御年賀」なるものを持ってきた。
何だろう。薄い「神社歴」。それに厚さ百万円の包みぐらいの小さな箱。まさか金包?
開けて見たら中に「初穂料 金◯◯圓」と書かれた「のし袋」が5枚、入っていた。
初穂(はつほ)とは、秋の稲の収獲に先立って神に献じる熟した稲穂のことである。
古代、祭祀を主導した豪族がその費用や供物とするために支配民から徴収したものが初穂だった。
今は神社に納める金銭のことを「初穂料」と呼ぶ。ということは? 「初穂料」を出せ! という催促なのか?
「御奉納の作法」というメモも入っていた。「御奉納する金品は、包み紙の上半分の中央に「初穂料」と書き、その下半分の中央に「金額」を書き…」と麗々しく書いている。
お賽銭の強要ではないか?
嫌な世の中になったよな。
<何だか分からない今日の名文句>
神道の常識 世間の非常識