しきりに、元「極楽とんぼ」の山本圭一の復帰問題が取りざたされている。
お笑いタレントの動向なんて、どうでも良い話だが、その復帰問題には「大きな狙い」が隠されているようだ。
相方だった加藤浩次が吉本の幹部に「山本を復帰させてほしい」と直談判を行ったという記事が女性週刊誌にリークされる。
山本は2006年7月、タレントの萩本欽一が設立した社会人野球チーム・茨城ゴールデンゴールズの遠征試合で訪れた北海道函館市で、未成年の少女と酒を飲んだうえ暴行したとして警察から事情聴取を受けた。すぐに示談は成立して山本は不起訴処分となったが、吉本は山本の契約を解除したと発表した。
当然のことだ。
彼の「芸」が素晴らしいものか? どうか、僕には分からないが、5年以上経ったとしたら、お笑いの世界と縁を切っても良いだろうし、もう一度、お笑いの世界に戻っても良いし、どうでも良い話だ。
それが、突然、大きなニュースに仕立て上げるのは、ウラに「紳助の復帰」があるからだ。
暴行という犯罪を起こし(不起訴だが)それを認めた山本が復帰するのだから「紳助だって復帰すべきだ」という世論が起こるのを待っているのだ。
島田紳助の芸能界復帰。暴力団との密接な交際を理由に、進退にけじめをつけてから5カ月。吉本興業トップが堂々と復帰希望を口にしたのは、NHK「紅白」で「暴力団と親しい人が堂々と歌った」事実があるからだ。
「××がセーフで、何故か、紳助だけがアウトなんだ」と吉本は陰で文句を言っている。
吉本は「紅白」が終わるのを待って「紳助復帰」の世論作りに入った。1月4日、吉本興業の大崎洋社長(58)が、「創業100周年プロジェクト発表会見」の席上で、いきなり「紳助復帰希望」を口にしたのは「何故、××は許されて、紳助は潰されるのか? 警察の暴対キャンペーンに使われただけじゃないか?」と本音がある。
「私たちは彼の才能を惜しむものであります。願わくば社会の皆さま、ファンの皆さま、マスコミの皆さまのご理解を得て、いつの日か私ども、吉本興業に戻ってきてくれるものと信じております」と、丁寧な言葉だが、言い切った。この言葉には、対警察、対メディアに対する「不信」がある。
暴力団と付き合うと「罪」になるという法律に無理がある!
警察は「暴力団と共に犯した不法事犯」で、民間人を捕まえるべきである。その努力をしないで「付き合ってるから」と言うだけで民間人の「仕事」を奪うのは憲法違反だ。
紳助に「犯罪行為」が無ければ、一年後、復帰が当然! と思う。
逆に言えば、紳助をお縄にしないと、警察はメンツ丸潰れ、と思うのだが。
24日は雪が怖くて、怖くて。一日中、自宅待機? 25日は復帰するぞ!
<何だか分からない今日の名文句>
警察は警察らしく、ヤクザはヤクザらしく
芸人は芸人らしく、プロはプロらしく