また、年の差結婚。タレントのラサール石井(56)が、32歳年下の一般女性(24)と結婚するんだそうだ。
どうでも良いけど、ちょっと異常だ。69歳の加藤茶に続いて、65歳の堺正章が3度目の結婚。聞けば、年の差22歳である。
雑誌「BOSS」11月号で書いたのだが 彼ら有名人の「年の差再婚」の決め手は何だったのか?
再婚ブームは多分、東日本大地震の影響だろう。
津波が何千人も何万人もさらって行く。諸行無常。いつ何が起こってもおかしくない。それに立ち向かうには「相棒」がいる。
だから「結婚しよう」「再婚しよう」という気持ちになる。
しかし、彼らの再婚の”決め手”のもう一つ。経済力である。
結婚の適齢期にある女性が、周囲を見渡すと「同世代の男性は力不足」ばかりが目につく。
ガッツがない。カネがない。道を拓く意志がない。
仕方なく、年寄りの「経済力」に頼る。
僕の仕事場がある東京・柳橋の花柳界は、昭和30年代まで「妾宅の街」だった。有名人は争って、この地に「おメカケさん」を住まわせた。
俳優の片岡千恵蔵、喜劇のエノケン(後に二号さんを正妻に迎えたが)……「妾宅の街」は当時の成功者の誇りだった。
彼らの愛人になった女性の多くは、東北地方の農家の娘で、水害、凶作に苦しむ家族を助けるために、芸者になり、おメカケさんになって、家族を支援した。
彼女たちを助けるのが、金持ちの「務め」でもあった。金持ちは本妻以外に第二夫人、第三夫人を持つのが常識だった。
そこには、事実上の 一夫多妻制? が存在した。
より多くの女性とその子供に対して物理的、経済的保護を行うことができる少数の有力なオスのみが、一夫多妻を実行できる。それが、一夫多妻だった。
今、「年の差結婚」に「合法的一夫多妻」を感じる。
大震災、世界はギリシャで始まる世界恐慌。日本も、アメリカも、ヨーロッパも、長期不況から抜け出せないうちに、経済格差だけが定着した。
金持ちの男が、次々に妻を代えて行く。
そんな現実が進行すれば、日本は闇だ。
日本の若者よ!
金持ちの「年寄り有名人」から、若い美しい女を奪え返せ!
<何だか分からない今日の名文句>
若者の得意技は「出来ちゃった婚」