28日朝、スカパーで、熊本競輪場の第65回日本選手権競輪開会式を見た。狙いの選手が出れば、第1レースからテレビ観戦するが、今まで開会式なんて見たことはない。
見たかったのは西城秀樹の「君が代」だった。
西城秀樹は、2003年に最初の脳梗塞。見事に回復したのだが、昨年12月19日に2度目の脳梗塞。再発?
よくあることだ。(僕は一回目が脳出血、二回目が脳梗塞だった)
再発は落ち込む。精神的にダメになる。
アクションが売り物の西城秀樹はかなり落ち込んだろう。
死にたくなるだろう。
脳の梗塞部分は治癒し、暮れの30日に退院。正月を自宅で過ごし、退院4日後には、リハビリ専門の病院に入院して、復帰に向け懸命な努力を続けてきた。
歩けるようになった、と聞いたが、まだ杖歩行だろう。
それでも「仕事」を再開したのは執念だろう。
26日に新潟県内のホテルでディナーショーを行い、この日は競輪場である。
西城は関係者に付き添われながら杖をついてバンク内に登場した。でも、君が代を歌うときにはしっかりと起立した。自立である。
正直言って、パンチ不足だった。が、艶のある声は変わらなかった。ダークスーツがお似合いだった。
スターは凄い。執念が凄い。
サラリーマンが二度目の脳卒中になれば、自己退職するケースが多いのに。
開会式後のミニライブでは「ラストシーン」「若き獅子たち」を熱唱した。イスに座ってのライブ。でも、2曲とも中盤以降は元気よく立ち上がった。
イスから立ち上がった時、約2500人の観客から大きな拍手。
少し泣けた。
<何だか分からない今日の名文句>
誰でも「ステージが命」