テレビ、大新聞が、歴史的なスキャンダル、週刊文春の「小沢一郎 妻からの『離縁状』」を後追いしない理由について、昨日のブログで
①この手紙の筆跡に疑問がある? というニセモノ説、
②私信を発表して良いのか? という報道倫理説
③政争の道具になる? から報道すべきではない、という報道の中立説……と、綺麗事(笑)を書いたが、毎日新聞の同僚記者、山田孝男さんが18日朝刊「風知草:手紙の波紋」の中で「圧力説」を匂わしている。
「スキャンダルの歴史」をデッサンする意味で、貴重な記述なので(勝手に)引用したい。
それほどの反響があった記事なのに、いつもは食いつきのいいテレビの情報番組がウンともスンとも言わない。
実は、文春編集部は、発売寸前、東京のほぼすべての民放テレビの取材に応じていた。ところが、オンエアされない。
調べてみると、小沢系の国会議員からプレッシャーがかかったらしいことが分かった。「取り上げるなら、もうオタクの番組には出ませんよ」と。
政治家のテレビ出演が日常化した時代、週刊誌のスクープとテレビの取り上げ方、小沢系の思惑が互いに絡み合う消費税政局の一断面である。
小沢グループの「圧力」が事実なら、政治家どもは、今や三流芸能プロダクションに成り下がった、と言わざるを得ない。
三流芸能プロは、スキャンダル報道を止めるために、雑誌社に「これを書くなら、タレントの写真を使うこと拒否するぞ!」と脅しを掛ける。
まさに、それと同じ手法。「小沢派の議員は、おたくの番組に出ませんよ!」と脅す。
民主党小沢一派は三流芸能プロ以下。芸能ヤクザ並である。
実は、その昔「現職総理大臣のスキャンダル」をすっぱ抜いた時のことである。
テレビ、大新聞に無視された我々は、サンデー毎日の問題の記事を英語に翻訳して、外国特派員に送りつけた。
「日本国総理大臣のスキャンダル」は外国メディアに次々に掲載され、世界的なニュースになった。日本のテレビ、大新聞も、ついに無視できなくなり、このスキャンダルは国民の周知の事実になって、69日間で、◯◯内閣は崩壊した。
スキャンダルが歴史を変える!
頑張れ! 週刊文春!
我々は、記者クラブ(=官僚機構)に寄生する「偽ジャーナリスト」とは違うんだから。
<何だか分からない今日の名文句>
ペンは剣より強し