2週間、病院に居たから、調子が出ない。
特に、ニュースに関する「カン」みたいなものがなくなっている。年齢もあるのかな(笑)
最悪の旅客船「セウォル号」の沈没事件。
間違いなく「人災」だと思っていたが、その「人災の背景」を探るヒントが幾つも転がっているのに気づかなかった。
まずは「セウォル号」のネーミングである。
「歳月が流れる」という意味で「セウォル=歳月」を使っていると思っていた。が「本当の意味」が隠れていた。
退院してから、朝鮮日報の電子版を隅から隅まで読んだら「セウォル」とは漢字で「世界の『世』+『越』」。つまり「世越号」なのだ。
どうやら「世界を超越する」という意味らしい。更には「世界の常識(俗世)を超える」という主張でもあるらしい。
この船名をつけたのは、清海鎮海運の実質的オーナー、ユ・ビョンオン・セモグループ前会長(73)である。
韓国メディアによると、彼が出資する企業はニューヨークに多数の不動産を所有。系列会社は、フランス南部の村をまるごと52万ユーロで買い入れるなどしている「謎の人物」。
資産は国内外に総額約2400億ウォン(約236億円)に上るとされる。億万長者である。
清海鎮海運の筆頭株主である「株式会社・天海地」は「天」「海」「地」を合わせて名付けた。 関連会社の自動車部品メーカー「オンナラ(すべての国)」サービス会社「オンジグ(全地球)」。
それだけではない。
ユ前会長が写真家として活動する際に使っている「アヘ」という名前にも秘密がある。
「子ども」という意味の古い韓国語と思う人が多いが、実は、旧約聖書時代のイスラエル人は「神」を「ヤハウェ(Yahweh)」と呼んでいた。
「アヘ」はこの名前から来ている。
要するに「自分は神だ!」と称している人間なのだ。
その彼がリードする宗教団体の名前は……「救援派」である。謎の団体である。
この団体を解明すれば、この沈没事件の謎を解き明かすことが出来るだろう。
金まぎれのカルト集団が、メチャクチャな運行をして、多くの人々の命を奪った。
「五大洋集団自殺事件」を記憶される方もいるだろう。
1987年8月29日に大韓民国京畿道龍仁郡(現龍仁市処仁区)の、五大洋株式会社の工芸品工場で発生した集団自殺事件。
「五大洋」は、名目上は工芸品を製造する株式会社だが、実際は経営者の朴順子が主宰する新興宗教。
朴順子を始め家族や従業員32人が工場の食堂天井裏で集団死していたのが発見された。日本でも話題になったが……カルト教団特有の集団自殺事件である、とされたが、この真相は未だに分からない。
「五大洋」のネーミングが気になる。経営者は「援護派」だった。
今日(25日)あたりから、沈没事件は、宗教絡みの新たな展開を見せるだろう。
多分、政治家の暗躍も行く行く、表面化するだろう。
僕が韓国の事件記者だったら「仁川~済州島間の免許独占の疑惑」を追いたい。
僕が週刊誌記者なら「カルト・救援派を信じる韓流の芸能人の顔ぶれ」なんてのも取材したい。
何れにしても「事件のカン」を取り戻さなければ……
さて、日米首脳会談。
首相は安倍政権が掲げる「積極的平和主義」の一環として、集団的自衛権の行使容認に向けた取り組みを説明し、オバマ氏は「歓迎し、支持する」と表明した、ということになっている。
再三、言うが「積極的平和主義」の言葉が「遅れている共同声明」に載るのには反対だ!
<何だか分からない今日の名文句>
真理は……カルトは金に汚ないこと