自らの死 民主主義の死

 朝一番で!と言うより、未明に「毎日スポニチTAPーi」を読み出して、その日が始まる。
 18日は、まず「ストーリー・『いのち』と向き合う人々(その2) 『よき死』とは何か 人生の『しまい方』を考える」を読んだ。
 最近「己の死に方」が気になっている。もっと、正直に言えば「死ぬのが怖くて仕方ない年齢」になった。
 俺は、どんな風に死ぬのかなあ?
 他人は、どういう風に死ぬんだろう?
 死ぬための「情報」が欲しい。
 この日の「ストーリー」は“読みで”があった。
 萩尾信也記者はいい仕事をしているなあ。
 「自分の死」を考えながら……「自分の死」に怯えながら、この数ヶ月「民主主義の死」のことばかり考えている。
 「自分の死」以上に、恐れている。
 これほど、簡単に「国民主権」「基本的人権」「平和主義」の尊い理念が蔑ろにされる風潮。全体主義に酔っ払っている指導者が次々に現れるとは……。
 毎日新聞は17、18両日に全国世論調査を実施したが、集団的自衛権の行使を容認するため、憲法改正ではなく憲法解釈の変更で対応しようとしていることについて、反対が56%。賛成は37%だった。
 僕は80%ぐらいは「民主主義を守る人」がいると思っていたけれど……実は、多くの人が<集団的自衛権=民主主義の死>であることを理解していない。
 手を変え、品を変え、「全体主義」に反対するコラムを書き続けなければ……と思う。
 今週の「牧太郎の大きな声では言えないが」(今日19日の毎日新聞夕刊)では、安倍さんの尊敬する「岸信介・元首相」でさえ「他衞権(集団的自衛権)はない!」と言っていたことを紹介した。
 読んでくれ!
 己が死ぬのは当たり前だが……民主主義だけは永遠であって欲しい。

<何だか分からない今日の名文句>
「民主主義(デモクラシー)」の語源
それはギリシャ語の「デモス(人民)」である