安倍さん「消費税10%」を断念せよ!

 遅ればせながら、安倍さんは25日午前、広島市北部の土砂災害現場を視察した。が、どうやら「こころ、ここにあらず」の様子だった、と後輩記者が言う。
 内閣改造の「段取り」ばかり考えていたのだろう。
 実は、広島土砂災害で中止せざるを得なかった「あの山梨のゴルフ」は森元首相とのグリーン会談が目的だった。
 推測だが、安倍さんは、森さんから、かつての「参院のドン」、今や「自民党古狸連合」のドンになっている「青木幹雄さん」の意向を聞くつもりだったはずだ。
 今、議員引退後、国会近くに事務所を構える青木さんは「石破茂幹事長」の後ろ盾になっている。
 今回の内閣改造・党役員人事の狙いは再三言うが、無能な「石破」外し。森さんを通じ、古狸連合の了承を受けておきたかったのだろう。
 その石破さん、安全保障法制担当相への就任を辞退して、逆に、幹事長を続投させよ!と開き直った。
 安倍さんは、災害現場で、石破さんとサシで会談すべきか?それは、どのタイミングか?
 そればかり考えていたはずだ。
 8月20日のブログで「こんなに存在感のない幹事長は初めて」を指摘したが、ここに来て「無能で、危ない軍事オタク幹事長」が“己の進退”で、やっと存在感を示した(大笑い)。
 でも、安倍さん!
 今、首相が(総合的に判断して)決断すべきことは「消費税10%」の断念である。
 安倍さんは7月~9月期のGDPの経済指標を「消費税を10%とする判断材料」にしているが……異常気象による災害続き。個人消費は著しく低迷している。
 4月~6月のGDPは年率換算で6・8%の大幅減である。個人消費は年率換算で、18・7%減。この20年間で最悪である。
 今日26日は肌寒い。このまま、涼しくなれば、夏物の販売は苦戦する。
 とても、経済のV字回復は無理だろう。
 そんな中で、焦点の福島、沖縄の県知事選は?
 異例の方向転換をせよ!
 「消費税10%は一年間、先送り!」を断行したら良い。
 問題は、何の意味のない内閣改造より、日本の運命を左右するのは「消費税10%」である。
 意味のない内閣改造より、報道すべきは「消費税」ではあるまいか?

<何だか分からない今日の名文句>
増税続きは「極寒」の前触れ