中国が「金正恩動画」削除を拒否?
今、北で「何か」が起こっている
珍しく多忙で、10月2日のブログは休みます

 日本と北朝鮮の政府間協議が29日、中国・瀋陽で開かれ、日本側は「拉致被害者らの再調査を加速しろ!」と求めたそうだが……北朝鮮はそれどころではないのではないか?
 間違いなく、北朝鮮に「何か」が起こっているような気がする。
 北朝鮮メディアによる金正恩第1書記の動静報道が28日までに24日間途絶えた。最高指導者就任後としては過去最長である。
 9月4日に、音楽公演を観覧したと報じられた後、動静が伝えられなくなり、25日に開かれた国会に当たる最高人民会議も最高指導者に就任後初めて欠席した。
 朝鮮中央テレビがこの日夜に放映したのは、記録映画。あえて、脚を引きずって現地指導する第1書記の映像が紹介されている。
 「何か」が起こっている。
 そこへ持って来て、例の「金正恩動画」騒動である。
 北朝鮮が「見るに耐えない映像」と言うのは……「謎の中毒性アリ」と中国で人気を博した神曲『小蘋果(小さなリンゴ)』が流れ……メインキャラが金正恩の顔。コミカルに踊る。
 アメリカのオバマ大統領、ロシアのプーチン大統領、国連の潘基文事務総長、そして安倍首相まで登場している。
 北朝鮮当局が北朝鮮駐在の中国大使館を通じて「関連動画は金第1書記の尊厳と権威を深刻に毀損している」と削除を要請したが、中国はあえて、知らないふり。
 YouTubeにアップロードされた動画は、全世界に発信されている。
 作成者は中国・蘇州に住む朝鮮族の青年だというが、今までの中国と北朝鮮の関係からすると、中国当局は「関連動画」は削除されるはず。
 中国と北朝鮮の関係に「何か」が起こっているのでは……
 金一家の独裁政権は数年中に崩壊する、と見ていたが、予想より早いのかも知れない。

<何だか分からない今日の名文句>
驕る「金」家は久しからず