サンデー毎日の「牧太郎の青い空白い雲」で、3回に亘って「カジノ解禁」に関して書いてきた。
先々週は「どう見ても『依存症536万人』」は厚労省の陰謀?」
先週は「警察は『パチンコに換金はない!』と嘘をつく。
そして、今発売の号では「『中国人VIP』が日本のカジノに来る!は大嘘」。
この3回で「カジノ解禁は高級官僚のギャンブル利権争いだ!と暴いた。
今週号では「カジノに経済効果がなし!」と書いた。
ここに、 一部引用しよう。
経済の地盤沈下に直面し、打開策が見当たらない地域がカジノ誘致を起爆剤に活力を取り戻したいと考えるのは理解出来る。
しかし、本当にカジノ産業は儲かるのか?
儲かっているところはある。マオカである。カジノ収入が年に4兆5000億円と言われている。
だから、日本だって……と彼らは言うが、これはマカオの特殊事情がある。
(ちなみに、ラスベガスでさえ年間約6千億円。韓国は赤字)
マカオには、一晩で数千万、数億円を使うような中国人ギャンブラーがゴロゴロいるのだ。この中国人VIPが、4兆5000億円の7割を使っている。一般の観光客とは違うのだ。
それなら、日本に中国人VIPを誘致すれば良いと、カジノ解禁派は言うが……果たして反日の中国人がやって来るだろうか?
しかも、マカオで大勝負する中国人VIPは「遊び」ではない。
多くが、誰も見ていない「VIPルーム」に入り、テラ銭は払うが、実際には、金のやり取りをしない「マネーロンダリング」を行っているのだ。
マカオのカジノは不正の温床になっている。
安倍さん!
大嫌いな中国人に「犯罪の場所」を提供した、と言われて良いのか?
こう書いた。
要するに、普通の外国旅行者がカジノに落とすカネは微々たるものなのだ。カジノは起爆剤にならない。
やっと、カジノ解禁推進派も、これに気づいた。
超党派の議員連盟は「当面、利用客は外国人に限定する」と言っていたが、きょう16日、総会を開いて「外国人で、儲からないから、日本人の利用を公認する」と方向変換する。
それでは、民間の博打を認めるだけのことではないか?
で、日本人がカジノに幾ら使うか?
これも、今週号で、詳しく書いている。ぜひ、読んでもらいたい。
ともかく、カジノで、日本経済が活性化される!というのは真っ赤な嘘ののだ。
アベノミクスの「第三の矢」が見つからないので、無理やり「成長戦略」に仕立て上げているだけだ。
記者諸君!
今日のカジノ議連総会をしっかり取材して欲しい。
日本が「醜い国」になる記念日なのだから。
<何だか分からない今日の名文句>
カジノに賛成したら落選するぞ!