11月30日は 国内最高賞金額2億5000万円(本賞金)のジャパンカップ。東京競馬場は11万人の大観衆。その雑踏の中で、祈るような気分で立っていた。
28日金曜日のブログで、“決意表明”した通り「折り合い下手のエピファネイア」と心中馬券。単勝、強気の三連単、弱気のワイド……まで購入した。
何しろ、当たらない。これで、外れたら……ことしは、もう、有馬記念にも参加できないだろう。
土壇場である。
ところが……エピファネイアは驚くほど強かった。
スミヨンが抑えて、抑えて……ようやく「折り合い」が付くと、直線でスーッと加速。後続をグングン引き離し、4馬身差の圧勝だった。
万歳!万歳!
スミヨンは「道中、馬が行きたがってハラハラした」と振り返ったが……「僕が乗った日本の馬で一番強い馬だと思う」というのが、本音なのかも知れない。
「折り合い」がついたら、エピファネイアは日本一だ。
久しぶりの大儲け?
高倉健追悼の黄色いのジャンバーでも買おうかな(笑)
12月に入った。
気になることが一件。
29日、サンデー毎日編集部の某氏から気になるメール。
「来春、出版局を出版会社化することに伴い、現在、サンデー毎日の存続・休刊を巡り、毎日新聞社の役員会で議論が進んでおり、12月の中頃に最終判断をする見通しです。その直前の12月10日~12日のいずれかで、労働組合の臨時団交の機会で、サンデー毎日編集部員が、役員に対して直接、存続の必要性を訴える」と言うのだ。
労働組合のサンデー毎日職場班の代表委員を務めている彼は「大先輩の牧さんにサンデーの必要性のメッセージを頂戴し、その席で披露させていただけたら」と言うのだ。
「それは出来ない。経営陣が決めることだ。労働組合が意見を言うのは当然だが、僕は単なるOB。公式の場で、意見を言う立場にはない!」と応えた。
これしか言いようがない。
しかし、私的なブログなら「本音」を言っても良いだろう。
毎日新聞は、週刊誌という「小刀」で、権力と渡り合ってきた。今もそうしている。
新聞という「大刀」だけでは情報産業として弱体化する。これを、賢い経営陣が忘れるはずがない。
朝日新聞には「アエラ」という「小刀」がある。産経新聞にも「夕刊フジ」がある。
知的な分野が苦手な読売は巨人という「小刀」を持っている。
「小刀」がなければ、闘えない。
日本最古の週刊誌「サンデー毎日」は「時代」を開いた「小刀」である。
そのくらいのことは、誰もが、十分、理解している。
それでも、存続か、休刊か、を議論するのは、出版不況が深刻だ、という証拠。経営陣の苦悩がよく分かる。
それは、毎日新聞だけの苦しみだけではないだろう。
明日は「しぶとく生き残る者」だけに存在する。それは真理だ。
不透明な時代だ。明日が見えない。
やめることは容易いが、やめたら終わりだ。
経営陣には……是非とも、賢い選択をお願いしたい!
<何だか分からない今日の名文句>
斬ったら、次は「あんた」が斬られる!