一昨日(2月23日)の夕刊フジに「特ダネ」が載っていた。(独自に調べたら事実らしいので書くが)筆者はジャーナリスト、歳川隆雄さん。知り合いでもある。
書き出しは・・・外務省(斎木昭隆事務次官・1976年入省)がいま秘匿する「案件」がある。
それは、安倍晋三首相第3次中東歴訪の最後の訪問国イスラエルで起きた。
1月18日午後(現地時間)、政府専用機は、テルアビブ郊外のベングリオン空港に到着した。
イスラエル側の儀典責任者を始め、駐イスラエル日本大使夫妻ら多くの人が出迎えた。
ところが、大使夫人が突然指定された動線から動いて、タラップを降りる安倍首相にハンディカメラを向けたのだ。
大使夫妻は並んで首相を出迎え、あいさつするという外交プロトコール(国際儀礼)からして考えられないことだ。
ここから「あってはならないこと」が相次いだ。
安倍首相に続いて降り立った世耕弘成官房副長官が乗るべき車が用意されていなかった・・・。
歳川隆雄さんの報告によると、その後も手違いが続く。
こんな初歩的なことが出来ていない大使館。情報収集なんて出来るはずがない。
ある出来事を思い出した。
中曽根首相の日米首脳会談取材のため、ワシントンに同行した時のことだ。
ハワイで日本側の身内のパーティーで、駐米大使の奥様がテーブルに座ったまま、お化粧を始めた。
実に熱心に・・・隣に座った中曽根首相夫人は、恥ずかしそうに目を伏せた。
まるで「アメリカでは、私が格上よ!」と言わんばかり。実に不愉快だった。
外務官僚とその妻は大体、常識がない。
職員を奴隷のように使うケースがほとんどだ。
何もしないでパーティーばかり。困った存在だ。
歳川レポートでは、もっと致命的な大使館のミスを列挙しながら、最後は、「そして、イスラエルでの公式行事を終えた安倍首相は20日午前8時前、日本人人質事件の第1報をホテルの自室で秘書官から知らされたのだ。
そこから長い日々が始まった」と結んでいる。読んでみて欲しい。
それにしても無能にして傲慢な外務省が、日本の行く道を間違える・・・。
<何だか分からない今日の名文句>
偏差値より常識