千葉県にお住いの毎日新聞の読者からお手紙を頂いた。
「毎日新聞、最近の気になること、「牧太郎の大きな声では言えないが・・・」で是非ともコメントしていただきたい。
小さな声でも結構・・・採用する度量があるかな。ないだろう?
牧さんの個人的見解でいいからいただきたい。
21世紀構想懇談会メンバーに毎日新聞の特別編集委員が就任したが、毎日新聞の編集に影響はないのか?政権与党に組み込まれたのか?ガス抜きに利用されたのか?安倍氏追随の談話なら話にならないと思うが如何に?」というご指摘だ。
困った。
どんな経緯で我が社の特別編集委員が就任したのか、事情を全く知らない。
だから何もコメントできない。
でも・・・複数の友人からも、「なぜ、毎日新聞なのか?」「どんな人なの?」と聞かれる。
新聞業界でも話題になっているのだろう。
千葉県の読者の方は、「新聞と権力の距離感」のようなものを心配されているのだろう。
ご心配なく!と言いたいが、安倍さんの思惑はミエミエで・・・平和第一の天皇皇后両陛下が、「戦後70年談話」の中身に特別の思いをお持ちになっていると聞く。
「安倍70年談話」が近隣諸国との「新しい火種」にならないか?と日本人の多くが懸念している。
だというのに、懇談会のメンバーには 「極右」と見られる方が目立つ。
だから日本人は心配している。
そのメンバーに我が社の「顔」の一人が選ばれた。
それが幸いなのか?不幸なのか?
困った。
新聞がバカ殿の「戦争ごっこ」に加担することは許されない。
そのくらいのことは、毎日新聞の仲間は十二分に理解していると思う。
毎日新聞を信じて欲しい。
言えることは、それだけだ。
<何だか分からない今日の名文句>
狡兎死して走狗烹らる
《「史記」越王勾践世家から》
うさぎが死ぬと猟犬も不要になり煮て食われる。
敵国が滅びたあとは
軍事に尽くした功臣も不要とされて殺される