12日は国際医療福祉大学三田病院で血糖値の検査。
幾分、改善した。
内科を終えて何時ものように脊椎脊髄センターの福井康之医師(副院長)と世間話。
福井先生は脊椎脊髄治療のカリスマ。全国から頸椎、腰椎疾患で悩む患者さんが殺到する。
この日も患者さんが廊下に溢れていた。
約2000例の豊富な脊椎手術経験。
患者やその家族へのわかりやすい説明。
福井先生は、「正確な診断」を第一に考える流儀で、「手術して治すのではなく、治る患者を手術する」が口癖。
彼が手術する!と決めれば必ず治る。
患者から絶大な信頼を受けている。
5年ほど前に右足を骨折した時、厄介になってからも、「僕が主治医だ!」と言って、何かと相談に乗ってくれる。
「この間、JRAの後藤さんが治療にやって来て、売上げが上がった、と言っていたよ」
「彼が理事長になってから調子が良いらしい」
「エッ、後藤さん理事長になったの?」
「先生、知らなかったの?」というような調子で世間話。
「彼はシャイだから、理事長になったと言えなかったんだろう。今度、来たらおめでとうと言わなくちゃ・・・そうそう、4月から僕も矢板の病院の院長をするんだよ」
月曜日から木曜日の午前中まで、国際医療福祉大学塩谷病院(栃木県矢板市)の院長を務め、木曜日の午後、東京に向かって土曜日まで今まで通り三田病院で診療するという。
そんなこと出来るのか?
スーパーマンの福井先生だから可能なのだろうが・・・
福井先生が院長になる病院は、70年間、地域医療に貢献して来た栃木県厚生農業協同組合連合会の塩谷総合病院を、2009年4月1日から、国際医療福祉大学が継承した施設。
看護専門学校も併設されている大病院だ。
「おめでとう」と言うべきだが・・・かなり、過酷な務めになるだろう。
「院長をするのも勉強だから」と福井先生は笑った。
文字どうり福井先生は、「明るい奇跡のお医者さん」なんだ。
<何だか分からない今日の名文句>
医を信ぜれば、その病 癒えず