選挙権年齢を「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げる改正公職選挙法が17日に成立した。
全党賛成。テレビも大歓迎である。
高齢者の急増で、このままではシルバーの意向が優先される「老人の国」になってしまうから、18歳からの政治参加は歓迎されて当然だ。
しかし、20~40歳の若者が、選挙権と同等の社会的責任を果たしているのか?と考えてみると、ちょっぴり疑問だ。
もちろん、人間の生き方は多様であるべきだ。でも、結婚して子供を作り家庭を守るというオーソドックスな生き方が少なくなっているのが不安だ。
実家に住み着いて、結婚しない中年男がウジャウジャしている。「家を出る必要はない」という若者。まさか、自分だけ幸せならいい!と思っているわけではないと思うのだが。
そんな若者から「集団的自衛権行使は当然だ!」などと言われると、むしろ不安になる。
本当に「家族」を守ろうとする男は、自国の防衛をもっと真剣に考えるものだ。
最近、安保法制に関しては「年寄りは黙っていろ!」という意見を頂戴する。
黙れ!と言うのだろうが、「戦争」と「戦争ごっこ」の違いが分からない若者ではあるまいか?不安だ。
幼稚な指導者が、幼稚な階層を結果的に騙そうとしている。年寄り!と言われても、言い続けなければことがある。
選挙権に関しても、教えておかなければいけないことが幾つもある。
例えば・・・改正法で18歳以上の選挙運動も解禁されるけど、選挙違反については、買収など連座制の対象になるような重大な違反の場合、家庭裁判所が原則として検察官送致し、成人と同じ刑事手続きで処罰されることになる。
このくらいのことは教えておかなければ、我が子が逮捕されることだってある。
「家族を守る」ということは、そういうことなんだ。
<何だか分からない今日の名文句>
独身税の次は徴兵制?