最近、いろいろ世話になっている「親友みたいな若者」に「DAIGO、知ってますか?」と聞かれた。
ダイゴ? 知らない。まったく知らない。
「ミュージシャンですよ。本名・内藤大湖。毎日新聞の政治部記者の倅ですよ」
そう言われてみても……我が社の政治部で「内藤」といえば「ブゼンさん」しか思い浮かばない。
「内藤武宣という大先輩はいたけど?」
「そう、その人。竹下登首相の秘書を務めた人で……」
「竹下さんの娘さんと結婚した、あのブゼンさん? ということは、ダイゴというのは、竹下さんの孫か?」
で、ひとしきり、ダイゴなる人物の話になった。
音楽の才能抜群で、好青年らしい。
「北川景子、知ってますか?」
「知らない」
「凄い美人なんですよ」
「どういう風に、凄いんだ?」
「スマホで写真を見れば分かりますよ。その北川とダイゴは交際しているんですよ」
「……」
「ダイゴが母親に紹介しているんで、結婚するんじゃないですかネ」
「嫌に詳しいじゃないか?……ああ、そうか、君は、ダイゴとそういう関係なんだ」
まあ、若い頃なら、こう聞いたら取材するんだけど……DAIGO、北川って、本当に有名なの?
恥ずかしいが、歳を重ねる度に、芸能界のことに極端に疎くなった。
<何だか分からない今日の名文句>
結婚話に興味がなくなったら
「お終い」だよな