国民は「抵抗権」を行使せよ!

 14日夜、国会議事堂周辺のデモに参加。「私たちの光で国会を包囲しましょう」という叫びに応える「色とりどりのペンライト」を見ながら考えた。

 こんな悠長なことをしていて、良いのだろうか?

 今となっては「抵抗権」しかない!と思った。

 抵抗権( Right of Resistance)とは、人民により信託された政府による権力の不当な行使に対して人民が抵抗する権利である。

 安倍内閣は①日本国憲法に違反する法制(憲法学者の殆どが、最高裁関係者の殆どが、今までの内閣法制局が「違憲」と言っている)②国民の約70パーセントの反対(各種世論調査)を押し切って強行採決しようとしている。

 明らかな「政府による権力の不当な行使」である。

 我々は「抵抗権」を持って、戦わなければならない。

 戦わなければ「選挙に勝てば何でも出来る」という「圧政」を認めることになる。

 「抵抗権」は何人も持っている。

 例えば、ドイツ基本法には、「 立法は、憲法的秩序に拘束され、執行権および司法は、法律および法に拘束される。

 すべてのドイツ人は、この秩序を除去しようと企てる何人に対しても、他の救済手段が存在しないときは、抵抗権を有する」と明記している。

 日本国憲法は「憲法の最高規範性」を宣言している。憲法が国家の最高法規であり、憲法に違反する行為は違憲無効である旨をあらかじめ宣言することで、憲法に違反する行為を行えないようにしている。98条1項が相当する。

 「基本的人権の普遍的・永久的の宣言」を明記している。11条及び97条が相当する。

 「公務員等の憲法尊重擁護義務」を明記している。

 国家権力を直接に行使する国家元首公務員などに、憲法尊重擁護義務を課すことで、義務違反となる憲法侵害行為をできないようにする。日本国憲法では、99条が相当する。

 安倍内閣は、それにことごとく違反してる。「安倍、辞めろ!」と叫ぶ段階ではない。我々は最高法規に則り、最高法規と国民を守るために「抵抗権」を行使しよう。

 具体的には、このデモ、集会が「国民の抵抗権によるもの」と国民に知らせる。記者会見も必要だろう。最後通告した後、安倍内閣が強行すれば、市民の実力行使で、物理的に強行採決をストップさせる。

 そこまで、日本の政治家たちは、国民を追い詰めているのだ!  政治家は目覚めろ!  すぐさま、廃案にしろ! 平和のためには「抵抗権」を行使して、逮捕されても良い!と思っている人々がいる。

 デモ隊は国会に入り「抵抗権」を行使するかどうかは、参加者の、そして、日本国民の判断だろう。

<何だか分からない今日の名文句>

国民を甘く見るな!