中国国営新華社通信が13日に配信した記事の中で、習近平国家主席の肩書を「中国最高指導者」とすべきところ「中国最後の指導者」と間違えた!
小さな小さな記事が、米国に拠点を置く中国ニュースサイト「多維新聞」などに載っている。
誤記?そんなことはないだろう。
ミスがあったのは13日配信の「記者の手記」。習が全国人民代表大会(全人代)で中国経済に対する自信を示した発言を紹介する部分。新華社は午後4時5分に配信、午後5時15分に訂正した。
習が全人代直前の2月に新華社を視察している。この時、この絶対権力者は「共産党への絶対的な忠誠」を求めた。
彼の国に「言論の自由」はない。
その記者は、中国政府が必死で人民元をを買い支えていることを批判したかったのだろう。何しろ、「買え支え」は金融引締めと同じ。景気を悪くする。
で、その記者は「最後の指導者」という言葉で、皮肉った。
新華社の記者は停職処分。命があって良かったなあ。
<何だか分からない今日の名文句>
真実は「曰く言い難し」