16日は野暮用ラッシュ。ブログも休んだが、それでも、暇を見つけて、しなの鉄道の観光列車「ろくもん」特別列車に乗ることが出来た。
軽井沢駅-長野駅間を約2時間20分かけて運行。「ろくもん」の名前の由来は戦国時代に活躍した武将、真田幸村の家紋「六文銭」。しなの鉄道の社員は「六文銭」の家紋入りの衣装で、案内してくれる。
沿線は、NHK大河ドラマ「真田丸」で人気のエリアだ。
感動したのは、沿線の保育園の子供たちが「ろくもん」列車が着くと、可愛い「お出向かい」。五ヶ所で、子供達の歓迎を受けた。
地域が一団となって、第三セクターの「しなの鉄道」を応援している。
もう一つの感動は、本格フルコースを楽しめるレストラン車両である。
メニューを細見すれば……
①先付け・キノコの洋風茶碗蒸し
②信州屋小麦パンと沢屋のジャム
③オードブルは信州サーモン(林檎のドレッシング)信州地鶏「真田丸」(冬野菜のクリーム)蓼科豚の冷凍ローストポーク(粒マスタード)
④ごはんは「佐久五郎兵」とむらさき米。
ここまでは「軽井沢 沢屋 ことう」の料理。
軽井沢の木立の中に佇む「こどう」は、ジャム専門店・沢屋の直営レストラン。春には山菜やスモモ、夏には橋のたもとからホタルが舞う豊かな自然環境のなかで、地元の「旬」を大切にした店として評判だ。
⑤メインはシナノユキマスのピカタ(白菜と長いものトマト煮添え)信州プレミアムビーフのサーロインステーキ、上田地鶏「真田丸」のコンソメ
⑥デザートは「フェンテンヌブロー 優しいチーズケーキ」
ここまでは、東郷市の「アトリエ・ド・フロマージュ」の提供。
この店は全国に先駆けて生チーズ、カマンベールをつくった「日本の手作りチーズの草分け」である。
最後は、
⑦ミカドコーヒー。これは言うまでも、ないだろう。
これを約2時間かけて、信州の紅葉を満喫しながら楽しむ。
極楽、極楽!
帰りは、上田市立美術館の滝澤正幸館長の「真田三代」の講演を聴きながら、軽井沢まで。
「徳川は関ヶ原で、勝ってはいない。勝ったのは、豊臣側内部の反石田三成勢力だった!」というのが、彼の意見だった。
その根拠は……徳川秀忠は真田一族との「上田城の戦い」に手間取り、関ヶ原に遅参したことにある。
だから、純粋の徳川体制は、幕末まで完成しなかった!と滝澤先生。
「ろくもん列車」は勉強にもなった。
そうそう、当地の温度は最高で9度。少し寒く、ホテルに帰ってから、死んだように眠った。
<何だか分からない今日の名文句>
江戸時代は「二重公儀体制」だった