4日はNHK「青山壮」で「角さん、ほめられ過ぎですよ!”以上人気の角栄本の正しい読み方”」(扶桑社新書)出版記念会。
読者の中尾さんの灯台の友人、NHKの仲間……50人ほど集まった。
「角栄は、功も多き”怪物”ではあるが、”英雄”ではない。『天才』『田中角栄100の言葉』などは”本当の姿なのか?”」という疑問から始まった本。評判になっている。
中尾庸蔵さんは 1941年、福岡県生まれ。65年東京大学卒業後、NHKに入局。初任地は新潟で、この頃、知り合った。
一応「ライバル記者」ということだが、中尾さんには、取材合戦では、連戦連敗だった。
ほとんど、初対面の人ばかりだったが、白髪のダンディーな男性から「マキさんではないですか?」と声を掛けられた。
「?」
「山下ですよ」
「あの山下さんですか?
山下頼充さんは、あの「日本で初めての五つ子のお父さん」。僕が毎日新聞社の官邸キャップだった頃、NHKの官邸キャップ。ライバルだった。
昔話になった。山下さんは「妻が牧さんに感激していますよ」という。
なぜ?と聞くと、僕がサンデー毎日の編集長だった頃「五つ子の近況」のようなものを載せようとした事があったらしい。記者が奥さんの紀子さんを取材したのだが、何を書かれるのか?心配で、僕のところに電話した。
その時「どうしたら良いんですが?」
「取材を止めてくれませんか?」
僕はちょっと考えて「分かりました。ボツにしましょう」とアッサリ、承諾したという。
奥さん、コレに偉く感動した、と言うのだ。
すっかり忘れていた。
福太郎クンだか、洋平クンだか?分からないが、山下さんは「倅が読売新聞の経済部にいるんですよ」と嬉しそうだった。
やっぱり、ひとりは記者にしたかったのか。
ちょっぴり、羨ましい。
<何だか分からない今日の名文句>
記者の子は汽車ポッポ(笑)