「ひとり死」の時代。全人生史健忘が治っても

 暑い。9日、東京は37℃。

 夜、TBSの「緊急!公開大捜索」なる番組を見た。

 記憶喪失の人の身元を調べる番組だ。ある日、突然、自分が誰なのか?分からなくなる。「全人生史健忘」というらしい。

 人間は、強烈なストレスで「過去」を忘れてしまうのか?

 記憶を失った男性の「姉」という女性が現れたが、男性は反応しない。

 この兄妹、これから、どうなるんだろう? 深刻だ。

 多分、二人は、何年も、何十年も会っていないのだろう。そんな間柄の「親しくない兄妹」は何処にでもいる。

 「ひとり」で死ぬ時代だ。

 「兄妹だけど、何十年も会っていないから」と身内の遺骨引き取りを拒否する時代だ。

 色々と考えさせられる番組だった。

 
<何だか分からない今日の名文句>
 
兄妹は「他人の始まり」