メディアの衆院選結果分析。「希望の党」の惨敗ばかりだが(あまり新聞も書かないが)僕は「公明党の全勝神話崩壊」に歴史的な「何か」を感じた。
当選7回、元財務副大臣の上田勇(神奈川6区)が、小泉進次郎まで応援に駆けつけたが、ダメだった。
「自公連携」の象徴とされる東京12区を見てみよう。前国土交通相で公明前職の太田昭宏に、共産の池内沙織が挑んだ。
票数を見ると
太田 11万2597票
池内 8万3544票
一見、公明党圧勝に見えるが……僕には、共産党が健闘した!と見える。
7月の都議選で、公明党は地域政党「都民ファーストの会」と選挙協力。自公に溝が生まれるなかで、自民は惨敗した。
今回は関係修復。公示前には安倍晋三首相、公示後も野田聖子総務相ら閣僚が応援演説。自民党の力の入れ方がよく分かる。
候補を立てない「希望の党」も事実上「大田の味方」。立憲民主は候補者が間に合わなかった。
だから、事実上、無風区!と見る向きもあったが、結構、共産党は善戦した。
もし、野党統一候補が実現すれば、勝敗は分からなかったのではないか?
ここに、小泉進次郎が言う「飽き」があるのではないか?
創価学会の女性軍が「戦争好きの安倍政権」に、批判的である。
「安倍寄り」の公明党に「飽き」が出ている。何故、創価学会の会員なら、公明党に入れなければならないの? そう思った信者の一部が、共産党に入れた。
安保法制に反対した創価学会の人が、共産党に入れた。
議員定数が減っているから「公明党は苦戦した」と決めつける訳には行かない。が「何か」を感じる。
メディアは「小池墜落」を面白いろ可笑しく書いているが、それより、創価学会と公明党の関係は、安倍政権に取って、もっと「大事な時」が来る。
池田大作は反戦宗教家だから。
<何だか分からない今日の名文句>
1975年の「創共協定」の影に
作家・松本清張あり
その後、宮本顕治と池田大作が会談)