昨日5日の毎日新聞夕刊コラム「牧太郎の大きな声では言えないが」で「北海道開拓使官有物払下げ事件」を取り上げた。
《明治の初頭、政府は北海道の開拓に力を入れ、1869(明治2)年7月に「開拓使」という新しい官庁を作った。後に長官になったのは箱館戦争の“官軍総大将”だった元薩摩藩士・黒田清隆。10年たって、事業の民営化が検討され、黒田は約1500万円投じた開拓事業(船舶、倉庫、農園、炭鉱、ビールなど)を薩摩出身で政商の五代友厚と、長州人脈の実業家の中野梧一に僅か30万円、それも「無利子で30年の年賦」で払い下げようとした。1500万円が50分の1の30万円?そんなばかな!である》
そんな話を書いた。
どこかに、似たような話があるじゃないか?
明治時代「森友」とよく似た「陰謀」が行われていた。
この時、新聞は「疑惑」を徹底追及。払い下げを阻止した。これを契機に、国会が開設された。
ジャーナリストの勝利だった。
ところが、民主主義の今、ジャーナリストたちは「森友」事件を事実上、放置している。
それで良いのか?と書いた。
「大相撲の膿」も結構だが、問題は「日本の正義」が「森友」事件で潰されてようとしているのだ。
「政界の膿」を追及しろ!
政治家に正義を求めるのは、八百屋へ魚を買いにいくようなもの!と、誰かさんが言った。
でも、追及しないと、国民は馬鹿を見るばかりだ。
<何だか分からない今日の名文句>
新聞よ!「水戸黄門」になれ!