柳橋散歩が流行っているらしい

 まだ、雪が道端に残っているのに……仕事場のある「東京・柳橋」界隈に観光客らしい一団がやって来る。異国人向きのホテルも出来た。

 テレビの「散歩もの」で東京下町が取り上げられているからなのか、リタイアした「ご夫婦」がやって来る。

 JR浅草橋東口前の江戸通りは江戸時代の五街道の一つ、奥州街道。その江戸通りと隅田川との間のエリアには史跡が多い。

 JR浅草橋東口をおりて江戸通りを右へ、神田川に架かる浅草橋。ここには、浅草見附跡の石碑と浅草御門の説明板がある。

 次は神田川を約200m下った隅田川との合流点直前に柳橋。柳橋の欄干に簪が付いている。花柳界の名残。簪の写真を撮る人が多い。袂に、創業安政元年(1854年)の料亭「亀清楼」がある。

 柳橋を渡って中央区側に足をのばすと、両国広小路跡。柳橋に戻って篠塚稲荷、銀杏岡八幡神社……見るところは、沢山ある。

 知り合いの「重岡卓」さんが「鳥蔵柳浅 トコトコマップ2018」なるものを作って、届けてくれた。

 鳥越、蔵前、柳橋、浅草橋の漫画入りマップ。人気らしい。

 あと、一ヶ月我慢すれば、隅田川にも春が来る。

<何だか分からない今日の名文句>

春のうららの 隅田川

のぼりくだりの 舟人(ふなびと)が

櫂のしずくも 花と散る

ながめを何に たとうべき