『府中三億円事件を計画・実行したのは私です』という本が話題になっている。
「三億円事件」が発生したのは１９６８年１２月１０日だった。５０年前の３億円は、今の１０億～２０億円の価値があるから、史上最大の窃盗事件だろう。
用意周到に計画され、遺留品は多いのに、犯人は捕まらない。それがある種の共感を呼び、犯人は、アンチヒーロー？になっている。
「三億円事件」の謎解き本はいつも、一定の売り上げを記録する。だから、経営が苦しくなると三億円事件である。
今回の『府中三億円事件を計画・実行したのは私です』も、その類と思うが、信憑性は？
実は、警察関係者の中では「警察官の親を持つ、不良少年Sが、事件の直後、毒による不可解な変死を遂げた。事件との関係が強い」と囁かれている。
今回の「三億円もの」ではSが登場する。
「世間に公表されていない遺留品はジェラルミンケースの中に残したSの父親の警察手帳」と書いているようだが、Sと真犯人の関係が鍵になっているらしい。
一種の「青春ドラマ」のようだが、 買ってみるか？
＜何だか分からない今日の名文句＞
嘘と知りつつ、読むのが「小説」