安倍さんが「私は森羅万象を担当している」と言ったとか。
森羅万象?
「森羅」とは、森が羅列していること。木々が限りなく生い茂っていること。「万象」はあらゆる物。つまり「万物」である。
この二つの言葉を合わせて「森羅万象」と言えば……日本の、地球の、そして宇宙の中に存在する「ありとあらゆる物」。絶えることのない広い宇宙に存在する、形あるすべての物、全ての現象を安倍さんが担当している!ということになる。
幾ら何でも、言い過ぎだ。
全知全能の神にでも、なったつもりなのか?
もっとも、安倍さんの言い分は「総理大臣でございますので、森羅万象すべて担当しておりますので、日々さまざまな報告書がございまして、そのすべてを精読する時間はとてもないわけでございます」。要するに、安倍さんは「森羅万象」を言い訳に使っているだけだけれど(笑)
問題は平気で「私は立法府の長」と言ってしまう癖である。勘違い病である。
周囲が安倍さんを「現人神」扱いしているのではあるまいか。勘違い病は更に悪化している。ステージ4である(笑)
日本国憲法は第1条で、天皇を「象徴」と定め、その存在を国民は尊敬している。
昨今、その天皇の存在を無視するよう「安倍さんの暴論」が度々聞こえてくる。
「私が森羅万象を担当」なんて言えば(戦前なら)不敬罪だ。
驕るな!安倍君!
<何だか分からない今日の名文句>
天地万物、諸事万端、有象無象