日産のカルロス・ゴーン被告の12日の取締役会への出席許可、東京地裁がNO!。
これで、事実上、ゴーンは日産と永久に「さようなら!」ということになる。
そのゴーンにまだ「使い道」が残される、と見る向きもある。
背景には自動車産業の「世界再編」がある。
最近、ドイツのファルクスワーゲンがアメリカのフォード・モーターを傘下に収めた。
これで、フォルクスワーゲングループは、
Volkswagen(フォルクスワーゲン)
Audi(アウディ)
Bentley(ベントレー)
Bugatti(ブガッティ)
Lamborghini(ランボルギーニ)
Porsche(ポルシェ)
SEAT(セアト)
Skoda(シュコダ)
MAN(マン)
Scania(スカニア)
Volkswagen Commercial Vehicles
Ducati(ドゥカティ)……
世界販売1700万台。強大なメーカーになった。これがキッカケで、世界の自動車産業は再編期に突入した。
実は、日本の自動車産業は世界的再編に遅れ、地盤沈下している。世界の国内総生産(GDP)に占める日本の比率はこの20年間で3分の1に縮んでいる。(今回のゴーン逮捕も、ルーノと日産、三菱の「再編のやり方」の違いから起こった内紛である)
さらに、自動車産業の再編が複雑になっているのは、自動車事業への参入を虎視眈々と狙うグーグルやアップルなど米IT(情報技術)企業の存在である。
そんな中で、日本と同じように、革命的な再編が求められているのが中国である。
ボルボやロータスを取得した「吉利汽車」と対抗するメーカー各社が再編を目論んでいる。
そんな時、ゴーンの「豪腕」に使い道があるーーと言うのだ。
もちろん、無罪が大前提だけど(笑)
大嫌いな「守銭奴・ゴーン」の話は、今日でお終い。もっと明るい話をしたいんでけれど。
<何だか分からない今日の名文句>
ルノー・日産が提携解除すれば
フランスは「ルノー・PSA」連合