最少年棋士・藤井君に刺激され、74歳になって始めた将棋。
これが面白くて、仕方ない。将棋本を5冊も買った。
17日は、第68回NHK杯テレビ将棋トーナメントの決勝戦をテレビで観戦。
決勝戦は48歳同士の「羽生善治九段VS郷田真隆九段」になった。
3月3日のブログ<復活の兆し?嬉しい「羽生九段、NHK杯決勝、進出」>で書いたが、無冠の羽生さんだが、体調が元に戻ったような気がした。
準決勝の解説をした谷川浩司九段が「平成元年のNHK杯の王座は羽生さん。平成最後も羽生さん!ということになるかも」と話していたが、30年間もトップにいる羽生さんは「奇跡の名人」なのだろう。
今回のNHKで、ベスト4に勝ち残ったは、羽生と郷田の他に、丸山忠久九段と森内俊之九段。全員48歳だ。(「羽生世代」と言うらしい)
で、48歳同士の決戦は……
少し「将棋の定跡」を覚えたので、序盤は予想通り!と判断出来たが、先手の羽生さんが「4三歩」と打ったのが意外だった。素人には「ただ取られだけ」としか思えない。解説者も首を傾げる。
郷田さんはちょっと長考。数手後に、「4三銀」と「歩」を取った。
後から考えると、この辺りが、勝負の分かれ目だったようだが(素人だから分からないが)……羽生さんが勝った。
11回目のNHK杯優勝。この優勝で、羽生さんは一般棋戦の優勝回数が45回。大山康晴十五世名人と並んでいた44回を抜いて、単独1位となった。
(一般棋戦優勝回数の上位は、1位・羽生善治、45回 2位・大山康晴、44回 3位・中原誠、28回 4位・加藤一二三、23回 5位・谷川浩司、22回)
それにしても、最強と言われ続けてきた「羽生世代」も40代後半となって、結果は思うように行かなかった。羽生さんも無冠。先月の朝日杯決勝では最年少棋士・藤井聡太七段が2連覇。
将棋界の世代交代?
でも、こんどは違う。
良く分からないが、早指しのテレビ棋戦は、若手有利!と言われているが、今回のNHK杯は「中年の大逆襲」じゃないか?
将棋って、面白い!
<何だか分からない今日の名文句>
一歩千金