週末、首都圏のJR某駅前に「山本太郎の演説」を聞きに行った。
山本太郎は「本物」なのか? それを確認する意味で「ナマ」を見るべきだ!と思った。
午後6時半。駅前のカフェで、太郎君、コーヒーを飲みながら、必死で、勉強していた。声を掛けようとしたが、近寄り難い。
こちらが、カフェから出たら、太郎君が追いかけて来て「身体が不自由なのに、来ていただき、ありがとう」とあいさつした。
面識がない。でも「演説会に来た身障者」と予想して、声を掛けたのだろう。機敏な人だ。一票一票を大事にしている。やるなあ!という感じだ。
聴衆は約500人。テレビが無視している「れいわ新選組」。その存在はネットだけが頼り。しかも、霧雨が降っている。組織的な動員もない。
それでも「聴衆500人」は健闘しているのではあるまいか?
「大きな声を上げて、申し訳ありません。参議院議員だった山本太郎です」で始まった。
「私の隣にいるのが、野原善正さん。沖縄県創価学会壮年部の方です。なんだ山本太郎、創価学会と手を組んだのか?そうではありません。今の創価学会の執行部、公明党、やっていることはおかしいから」と話し出した。
なぜ、山本太郎は「当選確実」と言われる東京地方区をやめて、比例区に回ったのか?沖縄の人を代わりに立てたか? その理由を繰る返し、繰り返し、話した。
野原善正さんは実直な人柄。どう見ても選挙には不似合いだが、少しづつ、支援の輪が広がっているのだろう。創価学会の三色旗を持ったファンもいた。
約1時間30分、ほとんど、山本太郎が一人で話した。訴えの半分以上が「消費税廃止!」だった。
応援弁士ゼロ。汗をかいて、途中で、ジーンズの上着を脱いだ。
エネルギーは大変なものだ。声も枯れない。さすが、元俳優だ。
(野原善正さんは、沖縄の米軍普天間飛行場を辺野古へ移設する工事が政府によって進められているのは蛮行!。公明党が安保法制や共謀罪にも賛成したことを「池田先生の平和思想とは真逆な方向」と痛烈に批判。「池田先生は、公明党が将来おかしくなって、権力の側になびくようになって、国民をいじめるようになったら、潰しなさいと言われています」と話した)
「れいわ新選組」は本物か?それは、まだ分からない。でも、今の既成政党より「まともな」感じがする。
「二日前、寄付金が3億円を超えました。ありがとう。実は4億円欲しい(笑)。新聞に広告を出したいんです。広告料は新聞によって違うけど、一ページの半分が毎日新聞では約500万円」と解説した。
それにしても「たった一人の戦い」に3億円も集まる。(僕も初めて政治団体に寄付したが)企業献金ではなくて、個人、個人が3億円もの大金を寄付するなんて、聞いたことがない。
約1時間半、一番前に陣取って、最後まで、聞いた。
終わってみると、雨も上がり、聴衆も700人ぐらに増えていた。(その後、聴衆と記念写真という段取りだったが、それは先を急いでいたので、遠慮した)
果たして「政権を取る!」と叫ぶ「山本太郎」は本物なのか?
皆さんも、一度、彼の主張を聞いたら良いと思う。僕は期日前投票で、応援した。
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【7月15日(月)街頭演説スケジュール】
(1) 12:00~ 東京・立川駅北口デッキ
山本太郎・野原ヨシマサ
(2) 15:00~ 東京・中野駅デッキ
山本太郎・野原ヨシマサ
(3) 18:00~ 東京・新宿駅西口小田急デパート前
山本太郎・野原ヨシマサ
<何だか分からない今日の名文句>
寄付も積もれば山となる
棄権は「権力に白紙委任」の山になる