安倍晋三首相主催の「桜を見る会」の前日に開かれた「前夜祭」の費用問題。
安倍さんは「会場入り口の受付で安倍事務所職員が1人5000円を集金し、ホテル名義の領収書をその場で手交し、全ての現金をホテル側に渡す形で支払いがなされた」と説明した。
総理大臣が言い訳をする意図は?
要するに「政治資金規正法や公職選挙法に違反しない」と言いたかったのだろう。
でも「5000円」は安すぎる。(多くのホテルマンが「有り得ない金額だ」と証言している)
ここには「あるカラクリ」が存在する。
①パーティー代は正規の金額でホテルに収める。金額は多分、一人10000円ぐらい。
②「10000✖️850=850万円」は官房機密費から出す(これは違法ではない。昨年1年間に支出した内閣官房機密費約12億円のうち、菅義偉官房長官の裁量で領収書無しの支出ができる「政策推進費」が約11億円。6年間に67億円)
③参加者が払った「5000×850=425万円」は安倍(事務所)に入る。
④個人がホテルに支払ったという「領収書」を発行しているから、この「ネコババ」はばれない。(これは犯罪になる可能性が高い)
以上が「僕の想像」である。(念のため、だが、この「奇妙なカラクリ」は僕が想像しただけで証拠はない。でも、長い記者生活の経験上、もっとも「有りそうなこと」である)
時に官房機密費は「悪の温床」なのだ。
<野中広務さんは新聞の取材に応じ、小渕内閣の官房長官当時、毎月計5千万円、最高で月計7千万円使ったと述べた。使途は小渕恵三首相に月1千万円、自民党の国会対策委員長と参議院幹事長へそれぞれ月500万円。複数の政治評論家にも盆暮れ等数百万円単位で配られたとも証言している>
<何だか分からない今日の名文句>
「ネコババ」拝金主義