「安倍一強」の潮目が変わったのか?トランプの選挙運動「天皇ご訪米」が回避された!

 14日、政府と英王室は「天皇皇后両陛下がエリザベス女王の招待を受け、今年4~6月ごろに国賓として英国を訪問される」と発表した。

 両陛下にとって即位後初の外国訪問となる。

 実はホッとしている。と言うのも、安倍官邸は「即位後初の外国訪問はアメリカ!」を主張していた。

 トランプ訪日の「返礼」として、天皇が訪米されることで、大統領選挙でトランプ陣営の「有利な材料」にしよう!と言うのが、安倍官邸の魂胆? 

 流石に、外務省も、宮内庁も、もちろん、天皇家も反対だった。 (この話は【サンデー毎日 牧太郎の青い空白い雲/749回 令和2年の大予想!(5) 天皇訪米が先か、上皇訪韓が先か?】に詳しく書いた)

 その結果の天皇ご訪英!である。

 日本の皇室と英王室の関係は深い。昭和天皇が1971年に、上皇さまが98年に国賓として訪問。女王は75年に国賓として来日している。

 天皇陛下は学習院大卒業後の83年から二年間、皇后さまは外務省時代の88年から二年間、英オックスフォード大に留学した経験がある。

 「即位後初の外国訪問先」としては「どこからも文句が付かない」だろう。 

 それにしても、「安倍一強」の潮目が変わったのか。

 「桜騒動」では極秘資料が漏れ出し、地検特捜部は国会議員を逮捕したり……官僚が「安倍無視!」に向かっているような気がするのだが……。

 安倍首相が日本にいないタイミングで「天皇ご訪英」が発表されるのも、ちょっと変だが……取り合えず、結構である。

 さて、ご贔屓の遠藤、三連勝。すこぶる好調!

 

<何だか分からない今日の名文句>

遠藤の潮目は

金色の締め込みを「紫色」に変えた        

(2014年7月まで使っていた「回し」の再使用)