予想通り?照ノ富士が十両唯一の中日勝ち越し!

 大相撲中日の19日、西十両13枚目の照ノ富士(28=伊勢ケ浜)が旭秀鵬を破って、十両唯一の中日勝ち越しを決めた。

 万歳!万歳!

 と言うのも、サンデー毎日(2019年12月15日号)の「牧太郎の青い空白い雲 746回」で

 【令和2年大予想!(2) 照ノ富士が白鵬を”引退”に追い込む?】を書いていたからだ。

 

 取り敢えず、その「大予想」原稿を読んでくれ!

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 白鵬を真っ青にしてしまう「強い力士」はいないのか?

 一人、いる。

 大関在位14場所。一時は「横綱に最も近い大関」と期待されながら、17年秋場所限りで陥落。両膝の故障に加え、糖尿病にも苦しみ、序二段まで番付を落とした元大関・照ノ富士である。

 「真っ逆さま」に地獄に落ちた。大正14(1925)年に日本相撲協会が発足して以来、元大関が幕下まで落ちた例など全くない。

 その照ノ富士が土俵際、それこそ「徳俵」で踏ん張り、奮起した。九州場所で幕下全勝優勝を果たした。令和2年初場所には十両に昇進するだろう。関取に戻るのだ。昔の力が戻れば「幕内」も可能だろう。

 実は、大関経験者が引退した場合、年寄名跡なしでも3年間は年寄扱いで協会に残れる。でも、負けても負けても、4場所も休場しても、その道を選ばなかった理由は、名跡を取得し、一生安定した生活を送るには日本国籍が必要で、モンゴル出身の照ノ富士はその申請中? 引退したくてもできなかった。

 もう一度、幕内力士に戻りたい! 照ノ富士の悲願に、泣けた。

 今28歳の元大関は、その昔、同世代の遠藤に並々ならぬ闘志を燃やし「遠藤にだけは絶対に負けたくない」「遠藤より先に横綱になる」と公言していた。

 遠藤ファンの当方は「遠藤vs照ノ富士」を見たい。

 照ノ富士は正攻法の寄りに徹し、右四つに組み止めて左上手を引き付けて胸を合わせる。これが照ノ富士の型である。

 遠藤はどうさばくのか?

 でも、もっと期待したいのは「正攻法の照ノ富士vs奇襲の白鵬」である。

 実現したら……四つになれば面白い。

 つい、当方、白鵬が投げ飛ばされる場面も想像してしまう。

 これは「令和2年の大予想」と言うより「令和2年の奇跡」かもしれないけど。

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 その照ノ富士が中日に勝ち越し。この調子で行けば年内「正攻法の照ノ富士VS奇襲の白鵬」が実現するかも知れない。

 (その前に、白鵬引退!なんてこともあるかも知れないが)

 さて、御贔屓の遠藤、炎鵬にやられた。多分、中学(金沢市立西南部中学)の後輩に「勝ち越し」のため、一勝プレゼントした!ということにするか(笑) 

 

<何だか分からない今日の名文句>

炎鵬は新聞記者の倅。

「見出し」になるように相撲を取る?

(兄貴も記者らしい)