そもそも「黒川騒動」のキッカケは、2016年秋の法務省事務方トップ「法務事務次官」人事。
本命の林真琴法務省刑事局長(当時)で決まり! と言われていたが、意外にも「安倍寄り」の黒川弘務官房長が次官になってしまった。
この二人の争いは、ことしの夏の検事総長人事で再現。つまり、黒川検事長VS林真琴・名古屋高検検事長。
林さんを検事総長にしたい一派(法務・検察の中では多数派)が、朝日新聞など一部マスコミを巻き込む形で「黒川潰し」に走った! と見るべきだろう。
その結果、検察の内ゲバに「賭け麻雀」が利用されることになった。当分「賭け麻雀は大罪」キャンペーンが続くのだろう。麻雀は気の毒である(笑)
「黒川抜き」の新しい検察当局は「内ゲバ」を隠す意味でも「反安倍路線」を意識するだろう。
安倍政権が「守護神」である黒川検事長の定年を延長し、検事総長に就けようとしたのは、“桜を見る会”など、アベ疑惑の捜査をさせないためだ。
新しい検察は、国民の信頼を取り戻すために政界捜査に本腰を入れるべきだ。
まず「桜を見る会」疑惑の捜査を始めて貰いたい。
タイミングを合わせたか?安倍首相の後援会主催の前夜祭について、500人以上の弁護士が、公選法違反と政治資金規正法違反の疑いがあるとして21日、安倍首相本人を東京地検に刑事告発した。
さて、安倍はどう出るか?
一連の法務省人事は如何に!
<何だか分からない今日の名文句>
「官邸と検察にこそディスタンス!」
(徳光和夫アナの川柳)