小池さん「カイロ大卒業のウソ」「石破首相・小池官房長官」の怪情報……それに「横網町公園」のこと

 8日は朝から夜まで、インターネットテレビAbemaTVで「ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第1局 渡辺明棋聖🆚藤井聡太七段」。

 混戦だったが、終盤の「せめぎ合い」で、藤井クンが勝つ。

 深夜、「女帝 小池百合子」(石井妙子著)を途中まで読む。

 131ページ辺り。小池百合子さんは「カイロ大学卒業を記念してピラミッドの上で、キモノを着て、お茶を点てた」と話しているが、これは真っ赤? 卒業なんてして居ない。

 「東大助教授との恋」は160ページ辺りだが、眠くなってきたので……。

 そう言えば、小池都知事に関しては「妙な噂」が飛び交っている。

 一つは、この本が指摘している「カイロ大学卒業」の学歴詐称。

 一つはポスト安倍で「石破首相、小池官房長官、菅・自民党幹事長」構想の噂。菅さんが「石破支持」になったら、と言う情報筋の怪情報?

 もう一つ、気になる話もある。僕の母校、日大一中一高の近くにある「横網町公園」の話だ。

 この公園は元々陸軍被服廠があったところ。1922年に赤羽に移転して、東京市(当時)が跡地を買収し公園として整備したのだが、工事の最中、1923年9月1日に関東大震災が起こった。

 下町一帯の人が、この造成中の公園に避難したのだが、巨大な火災旋風が発生。人々は炎の中に飲み込れた。

 横網町公園に避難した人、約38000人が犠牲になった。

 「その場で火葬され、3メートルの高さの遺骨の山。仮設の慰霊堂に収容された」と日大一中の校長が詳しく教えてくれた。

 (実は、隣の両国中学の「相撲取りのタマゴ」としょっちゅう、公園の中で、喧嘩していたので、特別、思い出がある)

 「横網町公園」は復興記念館になった。

 悲劇は続く。僕が生後5ヵ月の1945年3月10日、第二次世界大戦の東京大空襲。多くの犠牲者が出て、横網町公園では、多くの犠牲者が仮埋葬された。

 そんなことがあって、戦後、復興記念館は「東京都慰霊堂」と改称された。

 この公園には「もう一つ」の歴史が残されている。

 関東大震災の時である。地震の直後「朝鮮人が井戸に毒を入れた」「放火した」などのデマが流れた。このデマに煽られた自警団によって、一部の朝鮮人(朝鮮人と間違えられた日本人も)が殺害された!と伝えられている。母から聞いたことでもある。中学の先生からも聞いた。で、この公園には「朝鮮人犠牲者追悼碑」が残されている。

 毎年9月1日に関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典が行われる。犠牲者を追悼する目的は「今後絶対にこのような人種差別による悲劇を生まない」ためである。500人ぐらい集まっている。

 この日、歴代都知事は追悼式典へ追悼文を送っていたのだが、2017年から、小池百合子都知事が「追悼文の送付」を取りやめた。

 さらに、昨年9月以降、都は追悼式典の実行委員会による横網町公園の占有許可申請を受理していない。(右翼団体のトラブルを避ける!という理由なのか?)

 日本と北朝鮮の間には「微妙な緊張感」が存在する。拉致事件の影響もあるだろう。

 しかし、小池さんの「反北朝鮮」の選択は、結果として「歴史」を書き換えることになるのではあるまいか?

 反北朝鮮の空気を利用する、小池流のパフォーマンスではないのか?

 (朝鮮人犠牲者追悼碑は関東大震災50年を迎えた1973年に当時の都議会全会派の幹事長も参加する建立実行委員会によって建立され、都に寄贈されたものだ)

 「歴史」を政治的思惑で書き換えるのは間違っている!と僕は思うのだが……。

 

<何だか分からない今日の名文句>

大衆扇動型政治家の罪?