混乱のコロナ禍ニッポンで「暴力専門家」が動き出す気配?

 雨、雨、雨……仕方なく、ネットで注文した「悪党・ヤクザ・ナショナリスト―近代日本の暴力政治」(朝日選書)を読む。<シナワ,エイコ・マルコ【著】〈Siniawer,Eiko Maruko〉/藤田 美菜子【訳】>

 日本の近代史は、無頼漢やヤクザなどの「暴力専門家」の歴史。暴力と民主主義が絡み合いながら共存した歴史だ。

 博徒、壮士、大陸浪人、院外団、暴力団……彼らが歴史を作った。

 こんな本を読みたくなったのは、コロナ騒動で、日本の危機管理が滅茶苦茶になって、人々は「暴力専門家」の力を借りよう!と思っているかも知れないからだ。

 「第二波」がやって来た。

 と言うのに、政府は、感染防止のため職場には行くな!しかし、経済再生のために旅行に行け!

 国のコロナ対策は何から何までトンチンカンだ。

 「暴力」に頼ろう!と思っても、可笑しくない。

 そんなことはない!と信じたいけど。

 

<何だか分からない今日の名文句>

「飲んだけれ暴力文化」が目を覚ます