久しぶりに「暗愁」という言葉にぶつかった。
1日の日刊ゲンダイ<五木寛之の「流されゆく日々 連載11066回 「鬱」をどう考えるか>。
「暗愁」……明治時代には、よく使われた。森鴎外、夏目漱石は小説の中で使ったし、伊藤博文、大正天皇は「暗愁」を漢詩に詠んだ。でも、昭和、平成、令和では……「死語」の類だろう?
言葉の意味は?
「何処からともなくやって来る、言葉にならない不安な気持ち」のことらしい。
実は、このところ、突然、不安になる。どうしようもないほど悲しくなる。
一種の「鬱」なのか?
でも「鬱」という言葉では、言い表わせない「やるせない部分」があるように思ったりする。
「憂い」と言うか?「愁い」と言うか?
何しろ「哀しい」。メチャ悲しい。
これを「暗愁」というのかな?
コロナでなくても、人間、死ぬ。相棒と分かれることが、やがて来る。寂しい。
嗚呼、人間、「暗愁」から逃げられない。
どうしてら良いんだ?
俺、心が「風邪」に罹っているのかな(笑)
<何だか分からない今日の名文句>
中国には「悒(ゆう)」
韓国なら「恨(はん)」
ロシアでは「トスカ」
ポルトガルでは「サウダーテ」
アメリカは「ブルース」
俺は「闇」かなぁ?