今週発売中のサンデー毎日の「牧太郎の青い空白い雲」で
<天皇陛下が懸念されるのは「パンとサーカス」が向かう暗黒だ!>を書いた。
その昔、ローマ帝国は、市民に「パンとサーカス」を無償で提供した。働かなくても生きていける。
娯楽を求める市民は毎日のように「見世物」に夢中になった。
食糧と娯楽で、ローマ人は「考えること」を忘れ、政治には全く無関心。その結果……「パンとサーカス」に没頭して働くことを放棄した者と「富を求めて働く者」との貧富の差が拡大。やがてローマ帝国は没落した。
今の日本は……コロナ対策で大失敗の政府が「東京五輪」という見世物で市民を「未批判の民」にしようとしている。
その「堕落」の先頭に立っているのが、人気キャラクターのマリオに扮し、次期開催地をアピールした安倍晋三前首相。
その安倍さんが五輪強硬開催を指揮している。しかも、有観客に拘っている。
天皇陛下が「コロナ禍の東京五輪」を懸念されている背景には「危うい安倍流パンとサーカス」が存在するからだ。
都議選の自民敗北で 政権に「無観客派」が増えた。
で、東京都に4回目の「緊急事態宣言」を発令する方向? 少なくとも都内会場では無観客となる公算大。
メダル、メダルの狂騒曲の安倍さんはどう出るのか?
「歴史認識などで一部から反日的ではないかと批判されている人たちが、今回の開催に強く反対している」と言い放つ安倍さんである。
「メダル獲得の感動を共有することは日本人同士の絆を確かめ合うことになる」と言い放す安倍さんである。
彼は、果たしてどう出るか?
天皇は注視されている。
来週の「青い空白い雲」も「安倍・菅政権と天皇御一家」を描くつもりだ。
<何だか分からない今日の名文句>
政治的盲目!