竹岡準之助さんの問題提起!自宅で死ぬか? 施設で死ぬか?

 後輩の記者さんが毎日新聞社会部に届いていた当方宛の郵便物を送ってくれた。ありがとう。

 送られてきた中の一つ、孫子丸博道という人が書かれた小冊「命の言の葉」。感服した。

 「過去は追ってはならない、未来は待ってはならない。ただ、現在の一瞬だけを、強く生きなければならない」

 今こそ、全て! 

 分かっているけど、出来ない。

 良い言葉を頂いた。

 昨日4日、竹岡準之助さんから、例の「ハガキ通信」がやって来た。(10歳年上の文化人。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業。学生時代に三浦哲郎、佐藤光房らと同人誌『非情』を創刊。季刊誌『パピヨン』を編集発行していた人物だ)

 今回の「お知らせ」は……「前略 一昨年の夏、退院したその足で入居した老人ホームで二年余、療養に努めてまいりましたが、心境の変化があって、このほど退所、下記の小宅に転居しました」

 理由はイロイロあるらしいが「自室を覆いがたい閉塞感」が彼を退所に追い込んだらしい。

 何となく、理解できる。

 「自宅で死にたいので」と言ったらしい。

 自宅で死ぬか?

 病院で死ぬか?

 施設で死ぬか?

 俺も77歳。考えておかなくては(笑)

<何だか分からない今日の名文句>

「死に様に念仏申さぬ人はあれど」

(江戸の俳人・鶉衣)