渡辺vs藤井の頂上決戦。「秒読み」になると何が起こるか?分からない。

 10日は一日中(外出しないで、他に何もしないで)「王将戦七番勝負第1局」を見た。

 渡辺明王将は名人と棋王も持つ三冠。挑戦者の藤井聡太竜王は、王位、叡王、棋聖をあわせて四冠。三冠vs四冠のタイトル戦は史上初だろう。

 歴史に残る大一番! 俄か将棋ファンだけど、夢中にならざるを得ない。

 初日の戦型は「相掛かり」。藤井君の「封じ手」は昨日のブロクで予想した通り「☗3五歩」。2日目は夕方まで、両者、慎重に指し手を進め、互角だった。

 最終盤、素人の僕には「渡辺有利」と思ったが……「秒読み」になってから……大逆転。

 これも、初めて見た「玉が向かい合う形」で、渡辺王将が投了。

 壮絶な戦いを制した藤井君も「秒読みだったので分からないままやっていた」と話したらしいが……「秒読み」になると何が起ってもおかしくない。

 人生も「最後の最後」で大逆転!というケースも多いんだろう。

 「秒読み」の段階で「運」を呼び込む!

 それが人生なんだろう。勉強になった。

 (第2局は1月22、23日、大阪府高槻「山水館」で)

 気がついたら、大相撲も始まっていた。

 御贔屓の遠藤は一勝一敗。何とか、一人横綱に勝ってくれ!

 (発売中の「サンデー毎日」1月16日号の「牧太郎の青い空白い雲」で、 

 【大相撲「遠藤」は日大精神「立志尚特異」の教えに忠実だった?】を書いている。日大1中1高の仲間、読んでくれ!)

<何だか分からない今日の名文句>

一人前になるには50年はかかるんだ。

功を焦るな。

悲観するな。

もっと根を深く張るんだ。

根を深く張れ。

(升田幸三)