19歳。史上最年少で王将位を獲得した藤井聡太君。竜王、王位、叡王、棋聖、それに王将の5冠。
13日、一夜明けた記者会見で「森林限界の手前」という言葉を使った。
この言葉、恥しながら、77歳になるまで使ったことがながった。(登山用語として聞いたことはあるけど、どんな時に使う「言葉」なのか、知らなかった)
記者さんが、ホテルから見える富士山の姿を将棋に例えて「何合目を登っているイメージか?」と質問すると、
藤井君、「将棋はとても奥が深いゲームで、どこが頂上かは全く見えないわけで、そういう意味で、森林限界の手前というか、上の方には行けていないのかなとは思います」と答えた。
森林限界?
多分、高い木が育たず、森林を形成できない「限界線」のようなもの?
針葉樹林帯(亜高山帯)からハイマツなどの低木帯(高山帯)に変わる地点とすれば、富士山で言えば、多分、標高2500メートル辺り? 一年中、雪が被っている「辺り」だろう。
藤井君、確実に標高は稼いでいるけど、頂上は確認できない!と言いたかった。
まだ樹海で「道」に迷うこともある!と云いたいのか?
ともかく「抜群の語彙力」だ。
ああ、それに引き換え、77歳の当方、14日の朝など「23区も積雪!」なんて「大袈裟なニュース」を聞くとアタフタする。
ああ、19歳の藤井君と俺、同じ人間なのだろうか?
とは言っても、人間、高く高く登れば全て良い!という訳でもないけれど(笑)
<何だか分からない今日の名文句>
京都先斗町に降る雪も
雪に変わりはないじゃなし
とけて流れりゃ皆同じ