「清算主義」という流儀がある。
1927年にアメリカで始まった世界恐慌。
この頃、アメリカの指導者の多くが
<労働者を清算せよ、株式を清算せよ、農民を清算せよ、不動産を清算せよ>と叫んだ。
「清算」とは「それまで積み上げてきた関係を解消するこ」。
賃金が下がる。生活費が下がる。価格が下がる。
それが「善」である!という流儀だ。
景気が下がることが「善」であり、その結果、経済システムから「腐敗」が粛清される。
水膨れした生計費が下落するば、人々はより勤勉に働く!
と考えるのだ。
これが「清算主義」である。
政府が景気対策をしなければ「これまでの関係」が清算される。要するに「緊縮政策」である。
市場原理を尊重し、不況の放置すれば、企業や雇用の淘汰・整理を誘発して、経済が健全化される!
この滅茶苦茶な「清算主義」はもちろん「大きな過ち」。世界恐慌で、多くの人が苦しんだ。
今どき「清算主義」を主張する人はまず居ない。
しかし、である。突如として、日本国に「清算主義者」が現れた。
「軍備命」の岸田政権である。
「復興特別所得税」の税率を下げる。その分、防衛増税に当てる!と言うのだが、これは間違いなく「復興事業の清算」である。
その分だけ、東北の人々は「貧乏」になる。
何故、岸田政権が「清算」の道を選ぶのか?
岸田さんがアメリカの【傀儡】だからだ。
もっと正確に言えば、岸田さんが「アメリカの言いなり」の財務省(ザイム真理教)の言いなりになったのだ。
間抜けな政治家ばかりの日本国。
メディアも「清算主義の悪徳」に気づかない!
ああ、困った、困った!
そうそう、注目していた「れいわ新選組」の結党以来初の代表選。19日、結果が出た。
山本太郎代表の続投。(山本氏8・83票、櫛渕・大石両氏の陣営4・36票、古谷氏3・81票、白票1票)
共同代表制を採用しているので、山本氏は櫛渕万里さん、大石晃子さんを共同代表に指名した。
頑張れ! れいわ新選組!
<何だか分からない今日の名文句>
「貧乏人は麦を食え」
(岸田さんの「お師匠」池田勇人蔵相は、
緊縮財政下の不況で
米価が高騰していた1950年12月、
「所得の少ない方は麦、
所得の多い方はコメを食う
というような経済原則に沿った方に
持っていきたい」と答弁した)