1989年、自民「リクルート」で大敗!でも本当の「恥ずかしい敗因」は?

 12月19日朝、「パー券裏金」で、自民党安倍派、二階派に「強制捜査」。
多分、歴史に残る出来事だろう。  


 この頃、「林官房長官ら新閣僚4氏が、昨年にパーティーで計約2億円を集めていた」とアカハタが報じる。  
何をやっても、岸田自民は「お先真っ暗」。


 テレビは「リクルート事件」で、自民党が大敗した「1989年」に似ている!と解説する。  

 確かに、そうだが……自民大敗の「本当の原因」は他にある。  

 「宇野スキャンダル」である。

 
 『サンデー毎日』1989年6月18日号(発売は6月6日)は  【宇野新首相の「醜聞」スクープ 「月三十万円」で買われたOLの告発】を掲載した。


 「金権」と無縁と言うことで、就任した宇野さんが「爽やかな所信表明演説」を披露した翌日。

 新政権を直撃した「記事」とは?


 当時40歳の女性が、東京・神楽坂で芸者をしていた85年、宇野氏と金銭を介した性的関係を結んでいた!と暴露したのだ。  

 宇野宗佑首相は参院選敗北の責任を取り辞職。在任69日だった。  

 この時、政治部記者は【三点セット、すなわちリクルート問題、消費税問題、農産物自由化問題が争点。この争点で、自民は大敗した】と解説した。

 確かにそうだが、当時、サンデー毎日のデスクだった僕は「最大の敗因は宇野スキャンダル」と思っている。  

 このスキャンダルは世界を飛び回ったほどだから。  

 今回のパー券問題。自民を窮地に追い込んでいるが、もう一つ、決定的な「人間らしい悪事」を暴かなければ、政権交代は?

 頑張れ!記者さん!

<何だか分からない今日の名文句>

「三本指」が流行語に」