新聞は「お前の母ちゃん出べそ」の由来を書かないけど……

子供の頃「お前の母ちゃん出べそ」と言う悪口を使った記憶がある。

 最近はこんな「愉快な悪口」は聞かなくなっていたが……沖縄県石垣市議会で中山義隆市長が「お前の母ちゃん出べそ」を言ったか、言わなかったのか?で大紛糾。約3時間にわたり議会が中断したらしい。

 18日の東京新聞で知ったのだが、この記事、「おまえのカアちゃん、でべそ!」が何故、「痛烈な悪口」なのか?を書いていない。

 子供同士が使う「愉快な悪口」の意外な由来に触れていないのだ。

 なぜ、相手の母親の「でべそ」を指摘するのが悪口なのか?

 なぜ、相手の母が「でべそ」であることを知っていたのか?

 この言葉のルーツは、鎌倉時代の「母開(ははつび)」という言葉から出ている。

 「母開」の〈開〉は訓で「つび」。女性のセックスを意味する。

 「母親の性」にかかわる罵言!なのだ。

 (「母子相姦」を意味した!という説もある)

 ユーモアたっぷりの「悪口」は、実は「徹底的な批判」なのだ。

 まあ、新聞はそこまで書けないのかも知らないけど?

 <何だか分からない今日の名文句>

 悪口の達人は

 「ずるい!」と言わずに

 「世渡りにたけていらっしゃる」

 「ケチ!」と言わずに

 「合理的な方」とやんわり言う