兵庫県・斎藤知事のパワハラを告発し、逆に処分を受けた「元局長」さん。「死をもって抗議する」という音声データを残し命を絶った。
なぜ、こんな悲劇が起こったのか?
僕には、全く理解できなかったが……ここへ来て「真相」が徐々に明らかになって……元局長さんは「究極の虐め」に合っていたらしい。
元局長が告発したのは「パワハラ」だけではない。知事選での公職選挙法違反、県内企業からの贈答品の受け取り……知事に対する疑惑は多岐にわたっていた。
これに対して、斎藤知事は「これは嘘八百。告発文書を作って流す行為は公務員として失格!」と決めつけた。
実は、元局長、3月に定年退職し、姫路女学院の学園長に4月から就任する予定だった。
そこで、斎藤知事は「究極の虐め」を計画する。懲戒処分をするためだけに元局長を定年延長。元局長は「退職後の就職」を棒に振った。退職金も支払われなかったらしい。
「究極の嫌がらせ」ではないか?
死にたくなる「思い」も理解出来る。
この騒動、テレビを見たり、大手新聞を読んでも「何が起こったのか?」まるで分からない。
斎藤知事の「疑惑」を具体的に報道しているのは「丹波新聞社」と言う小さな新聞である。
知事が「PRになるから知事室で使う」と言い、非売品の家具を持ち帰った「疑惑」をスクープしたのは、この小さな新聞である。
「訪問先のジェラート店が定休日であったのに、齋藤知事は『食べたい』と主張して開けさせた」
「イベントでは、いかなる場所でも個室を用意せねば罵倒される。一般人用の授乳室をクローズドにして、知事専用の個室に一時的に切り替えざるを得なかった」
「昨年の阪神オリックス優勝パレードで費用の原資にしようとした寄付が集まらず、信用金庫に補助金を増額して、それをキックバックで寄付させた」
などなど。この種の証言を報じたのは(僕の知る限り)スポーツ新聞だったように思う。
今日7月18日発売の週刊文春は
【兵庫県知事・斎藤元彦(46)パワハラ告発 元局長を自死に追い込んだ「7人の脅迫者」】。
昨今、大新聞は役に立たない(笑)
<何だか分からない今日の名文句>
メディアが「頼り」にならなけば
寂しいけど……警察の出番?