麻生太郎さんに始めて会ったのは、彼が日本青年会議所の会頭などを経て、衆院選に立候補した1979年。
毎日新聞東京本社の社会部記者なのに、麻生さんの地元・福岡県飯塚市に10日間、泊まり込み「政治家の卵」を密着取材。「代議士誕生のウラのウラのウラ」という企画を書いた。
一番、面白かったのは、彼の部屋には漫画ばかり。「難しい本は読まない」。
「選挙になっても頭は下げない」「産経新聞に合格してけどやめた。新聞記者はバカだから」
ともかく、麻生さんはユニークな人物。(もちろん冗談だけけど)「政治家を引退する時、引退の裏の裏を取材に来ます」と話したのを覚えている。
はっきり言って、彼が総理大臣になるなって思わなかった(笑)。
昨日9月4日、その麻生さんに「引退」の噂?
候補者乱立の自民党総裁選。小泉進次郎元環境相を推す菅義偉前首相とキングメーカーの戦い。
河野太郎デジタル相を推す麻生さん。形勢が悪い。
9月2日の毎日新聞が「パーティーを巡る裏金作りを麻生派(志公会)もやっていた」とスクープ。
さらに形勢が悪くなった。
「引退の裏の裏」は面白い読みものになるんだけど(笑)……まあ、麻生さん、最後まで戦うと思うけど。
<何だか分からない今日の名文句>
太郎さんはクリスチャン首相
(洗礼名はフランシスコ)