23日、某大学病院でボツリヌス注射を打った。
ボツリヌス療法とは、ボツリヌス菌が作り出すボツリヌストキシンを注射して、緊張している筋肉を麻痺させ、筋肉の緊張によって起こる痙性斜頸の症状を改善する治療方法。
ボツリヌストキシンは天然のたんぱく質でできた毒素のこと。毒で毒を制する?
実は1991年12月4日、脳卒中で倒れた。
後遺症は手足のマヒ、言語障害。一級身障者になったぐらいだから、重かった。
新聞記者を続けたい!と思ったのです。アイウエオを学ぶことから、リハビリにスタートした。正直言って、足や手は二の次だった。
なんとか、話せるようになって、僅かだが、足も動いた。
でも、発症5ヶ月後に医師から「廃用手!」と言われた。手は一生、動かない、と言われた。
あきらめた。
片手で、まあ、何とか生活出来る。
ゴルフ会員権を売っ払った。
それから、20年以上経って……「動かない手でも、動くことがある」と聞いた。医学の進歩なのだろう。
もしかして?
もう一度、チャレンジしてみよう?と名医を訪ねた。
彼の「持ったいないね」の一言で、奮い立った。
20年以上経っていると、無理とは思うが……やってみるか?
人生、ダメと思っても、やらなければならないことがある。
<何だか分からない今日の名文句>
ダメで元々