2日午後、野暮用から新幹線で帰京。例によって、途中新幹線車内誌『トランヴェール4月号』を見る。
お目当ては「EKIBENギャラリー」。112回は盛岡、仙台駅で販売される「金色の夢」。中尊寺の金色堂の形の駅弁。栗、松茸、イクラ、、ウニ、蟹……贅沢だ。
「EKIBENギャラリー」を見ると、無性に、その地に行って見たくなる。(今月号の特集は「南部領」。岩手、青森、秋田に広がる一帯。古来名馬の産地だったこの地には、南部鉄器や徳川家献上品ゆかりの和菓子、そして裂織や南部絵暦など藩政期の面影を伝えるものが多く遺されている)
裏表紙の広告は「福島復興祈念競馬」。競馬ファン待望の福島競馬場が4月7日土曜日、ついに再開する。JRAの職員を始め、関係者の努力が実った。
滅茶苦茶に壊れたスタンドの改修も終わり「明日への一完歩。」と書かれた大きなポスターが正門横に登場した。
県外からフクシマ支援の思いで、多くの人々がやって来る。
でも、正直なところ、気になるのは放射能の影響? 調べて見ると「除染」はスタンドのファンエリア、業務地区、厩舎地区と広げて行われ、コンクリートを撤去。芝も剥ぎ取った。
1月下旬のデータでは、屋内が毎時0・07マイクロシーベルト。屋外が0・28マイクロシーベルト。競馬場は、福島市の辺りでは、かなり低い。
大丈夫! 新しい芝で、新しいドラマが始まる。
週末は仕事を早めに終えて、フクシマに行くぞ!
「三春の桜」はどうだろうか? 日本3大桜の一つ「滝桜」はどうなっているだろう?
三春町は震災で200棟が全半壊。風評被害に苦しんだが、樹齢1000年以上の「滝桜」は幹も割れることなく、雄々しく立っている。見に行きたい!
春はフクシマだ!
今日3日は午後、毎日新聞社新入社員研修の2日目で、例によって、10年近くやっている講演をする。「新入社員の皆さんへ」という題で、どうでもいい話をするのだが、これが何故か、好評?
ロートル記者のささやかな出番、とでも考えれば良いだろう。気がつくと「記者職」としては、僕が一番の古手になってしまった。
今年は新入社員が38人。新聞は構造不況産業だが、何故か、毎日新聞には毎年、2000人から3000人が応募する。
だから、いつも優秀な人材が揃っているが…… 20歳前半の若者が果たして「老頭児」の話を理解してくれるのか? いつも、不安になるのだが……これも、ご奉公? だから仕方が無い。
今日3日は春の嵐! という予報だが……今、午前6時、まだ風は収まっているのだが……。
<何だか分からない今日の名文句>
再開、そして再会