28日の毎日新聞夕刊「牧太郎の大きな声では言えないが」で「秋はツイッター政局」を書いた。
言いたいことだけ言って、さっさとやめてしまう。小泉さんはテレビを駆使して長期政権を実現した。
これをさらに進化? させたのが、大阪維新の会を率いる橋下徹大阪市長である。記者会見でも「ぶら下がり」でもない、決め手はツイッター(短文投稿サイト)である。
「好きな時に、言いたいことを発信する」記者の質問なし。
と書いたのだが……30日の昼、また「橋下ツイッター」が炸裂した。
次期衆院選での連携を協議した「みんなの党」の渡辺代表との会談の模様を暴露。会談は今月20日に大阪市内。橋下さんは「渡辺さんは、みんなの党の拡大路線で、大阪維新の会も全て吸収するような話でした」とバラす。「渡辺さんがみんなの党にこだわりが強かった」「みんなの党をいったんなくして新しいものを作らないと、既成政党に対する第3極にならないのでは」と主張する。
マスコミ情報が間違っているから、という理由で「真相」を明かすやり方。相手を敵に回す。まさに「ツイッター殺法」だ。
深夜になって「みんなの党の渡辺代表から連絡がありました。テレビ朝日の報道は大誤報だと記者会見をやったと。テレビ朝日のニュース放映をネットで掲示していたものはすでに削除。これはテレビ朝日が誤報を認めたという証かな」とさり気なく「後日談」のツイッター。
渡辺さんが橋下さんに頭を下げている「光景」が見えてくる。
やるよ、なあ。
この手法がいつまで続くのか?
昨日(30日午前更新)のブログで「谷垣さんは終った! 安倍・自民党+維新の会の可能性」を書いたら、夜の夕刊フジも「自民・安倍氏に“首相”再登板の可能性! 外交問題で存在感」
僕の親しい情報通の話では「安倍vs石破」という図式だが……やっぱり、ここでも「橋下の影」が見える。
さて、今日で8月も終わり。でも、隅田川沿いの仕事場は午前7時半だと言うのに32度。まだまだ、猛暑。
<何だか分からない今日の名文句>
暑さの謎
38度の気温とお風呂
同じ温度のはずなのに、
気温の方が暑く感じるのはなぜ?